8月21日に十条まちづくり協議会(栗橋弘明会長)の各部会長・町会長と高木けい都議・渡辺かつひろ区議と共に東京都建設局(道家孝行局長)・都市整備局(只腰憲久局長)へ「十条駅付近連続立体化交差化事業」の更なる促進をお願いするために要望書をもって訪問いたしました。
この経緯は去る6月17日の都議会本会議において、東京都における連続立体交差事業の今後の進め方しめされたことに対して地元からの声をさらに伝えるためである。
議会での内容は以下の通りである。
1,平成16年につくられた「踏切対策基本方針」の中の、鉄道立体化の検討対象区間20カ所を、事業候補区間7カ所と検討促進区間13カ所に分ける。
2,事業候補区間のうち4カ所は、平成20年度中に調査着手する。
3,JR埼京線十条地区は、事業候補の中で平成20年度調査着手箇所に位置づけられた。
また、JR埼京線十条地区が、平成20年調査着手箇所に選ばれたのは下記の4つの理由によります。
1,平成17年3月、十条まちづくり協議会が設立され、十条地区のまちづくりに北区と地域住民、町会自治会などが積極的関わりまちづくりの機運が高まったこと。
2,平成17年12月、都道補助83号線(旧岩槻街道)の拡幅と沿道整備事業に対して都議会本会議で事業化を迫り調査の約束を取り付け、平成18年度調査開始、平成19年度住民説明会など、順調に事業が推移していること。
3,平成19年9月、北区本会議の個人質問にて十条まちづくりの問題を取り上げ、北区の意気込みを内外に示すためにも「十条まちづくり基金」の創設を提言して、平成20年度予算で10億円の積み立てを実現したこと。
4,平成19年秋、十条駅西口再開発準備組合が設立され、地権者の70%が加入して、現在協力業者の選定を経て、本組合設立に向けて活動中であること。
これらの長年にわたって積み上げてきた様々な努力が、東京都はまちづくりに対する機運が高まって来たことを認識し、高く評価したことが、今回の十条地区が選定されたことに繋がった訳です。まだまだ先は長いことではありますが、今後更なる努力と地元をはじめ区議会・都議会での行動も必要となりますので一層の活動をしてまいります。